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おばあちゃんが教えてくれた大切な事と娘達の死

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敬老の日

敬老の日も過ぎ、今更ですがね。今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」に乗っかりますよ。

 

初めましての方も、また来てくださった方も、こんにちは!

私、おばあちゃん子なんです。

両親は共働きでしたので、学校帰りは弟とおばあちゃんちに帰ってました。

おばあちゃんは几帳面な人で、何十年も細かく家計簿をつけていました。

これなんですけどね。

講談社版 2018お料理家計簿 (講談社 MOOK)

講談社版 2018お料理家計簿 (講談社 MOOK)

 

創刊したのは1950年らしいですよ。

今もきっと変わらないと思うのですが。

1週間が見開きになっていて、下にちょっとしたメモが書けるようになっています。

毎日、かかしたことがないので書かないと気持ち悪いそうで。

1度だけ、見せてもらったんですけどね。

メモのところには、一言日記のようなことが書かれていました。

その日そこには「美恵さんの誕生日」と書いてありました。

恵美さん、というのは自分の長男の元嫁です。

どうやら何か贈り物をしたようでした。

当時のおばあちゃんは、百均で買った毛糸でアクリルタワシを鬼生産していたので、きっとそれをプレゼントしたのではないかと、にらんでます。

色使いも綺麗で可愛いんですよ。

 

かぎ針編みのアクリルたわし

かぎ針編みのアクリルたわし

 

その時は何も疑問に思わなかったのですが、今思うと、なんで元嫁の誕生日を祝うんでしょうね。

「縁」を大切にする人だったので、そういうことなのかなと思います。

息子と離婚することになる前も、その後も、息子の事は悪くいっても、お嫁さんの事は絶対悪く言いませんでした。

他人の悪口を言うことは、天井にツバを吐くこと、と。

顔を天井に向けて、口から吐いたものが自分に戻るしぐさを指でジェスチャーしてみせました。

 

とにかく掃除が好きで、古い家でしたがいつもピカピカに磨き上げていました。

玄関とトイレの掃除は特に念入りに。

玄関が散らかっている家は、中もだいたい散らかっている。

玄関から、いつも気持ちのいい風が入るようにしておきなさい、と。

トイレが家に無いと大変なことになる、家の中で最も大切な場所。

掃除するときには感謝の気持ちを込めなさい、と言っていました。

その後で「トイレの神様」が流行ったので、そのテがあったか!と思ったんですけどね。

 

 

おばあちゃんには、ふたりの娘がいました。

私の母と、母のお姉さん。

母のお姉さんは小学2年生で亡くなったそうです。

小学校が増築中で、遊んでいたボールが材木の間に入ってしまい、それを取ろうとして材木の下敷きになったのだそうです。

今なら、学校側の責任を問われ大問題になるような事故ですが。

当時は何があっても学校は正義だったようです。

ちょっと意味わかりませんけど。

時代なのでしょうね。

8歳の子供を亡くす親の気持ち。

想像できません、きっと私なら病んでしまう。

 

そして、私の母もおばあちゃんより先に亡くなりました。

www.cheer-up.info

蘇生の甲斐もなく、医師からご臨終ですと告げられた時。

だんだん冷たくなっていく、母の足をさすりながら、おばあちゃんはポロポロと涙を流していました。

冷たくなってほしくない、まだ逝ってほしくない。

その想いだけでひたすら足をさすり続け、泣いていました。

自分より先に子供が逝ってしまう絶望感に、その細い身体は震えていました。

集まった親戚も、おばあちゃんにかける言葉もなく。

しばらくして足をさするのをやめ、おばあちゃんはとうとう泣き崩れ、娘の遺体にすがりついて言いました。

 

り、梨子ぉぉ!!

アンタまで先に逝ってしまうなんてぇぇ・・・

周りにいる全員が、え?という顔になりました。

もちろん、おばあちゃんはボケてません。

たまたま私と私の母の名を間違っただけです。

それだけ気が動転していたんでしょう。

 

おばあちゃんは間違いに気が付かず、遺体にすがりついたまま、もう一発!

梨子ぉぉぉ!!

お、お姉ちゃんに会ったら、私ももうすぐそこにぃぃぃぃ・・・号泣

親戚全員が、私の顔をみるわけです。

おい、婆さんが呼び間違ってるぞ!

心の声が聞こえます。

ついに私は、泣き崩れるおばあちゃんの肩を叩いて言いました。

 

おいおい、梨子は私だから、まだ生きてっから。

 

すると、やっと間違いに気が付いたおばあちゃん。

 

あれ?・・・苦笑

張り詰めた空気が少しだけ和らいで。

お母さんも天国に上がる途中、振り返って笑ってるような気がしました。

最後まで、読んでくださりありがとうございました。

 

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