入院中は、できれば個室がいいですよね?
特に男性の場合は同室者の就寝後のイビキで眠れないって話をよく聞きます
。排便の事情で相方は個室だったのですが・・・

相方のスケさん、事故当初はめまいとスゴイ吐き気で、顔を左右に動かすこともできず、ずっと船酔いしているみたいと本当に辛そうでした。
やっと1か月くらい経って少しよくなりました。
検査を色々と受けた結果、特に異常はみつからなかったので、良性発作性頭位めまい症という診断になりました。
事故の衝撃で耳石が剥がれたのでは?いうことでした。
脇から骨盤までのガチガチコルセットをして、ようやく自力で排泄ができるようになりました。
日中無理せず、少しずつ身体を起こして、だいぶよくなりましたが、今だに「めまい」は完全には治っていません。
コルセットができあがったばかりの頃はこんな感じでしたが
コルセットが出来てきたので
ぐいぐいぐいぐい
締めてあげたぐいぐいぐいぐい
このまま舞踏会にでも
いけるんじゃね?つって顔見たら
涙目だった pic.twitter.com/HSCZxvior9— 山倉梨子@フリーランス秘書 (@rico_lull) 2016年11月26日
1週間後には、こうなりました。
コルセットすげーーや
あの日から
約1ヶ月お陰様で、パートナーの
スケさんが
自力で排泄できるように
なりました٩(ˊᗜˋ*)و— 山倉梨子@フリーランス秘書 (@rico_lull) 2016年12月3日
排泄ネタで、いじられなくなって残念無念でございます。
くれぐれも調子にのんなよと五寸釘を刺しときましたけどね。
そうそう、警察の人が来て、またしても事情聴取がありました。
前回は電話だけでしたので、やはりお会いしてお話を、ということでした。警察と聞くだけで意味もなくビビるスケさんです。
なんか隠し事でもあるんかい?あーーん?
結局、同じ話をしました。
まあ、当然ですよね。
とにかく直筆のサインをとのことで、スケさん、右利きなんですけどね、使えませんから、左手でボールペンをもって、フニョフニョ文字を書いていました。
おいおい、アラビア人かよ。と、警察の方の前でも突っ込んでしまうという。
その時に追突したトラックの運転手さんへの刑罰を望みますか?
と聞かれ、そういえば前回も電話で同じ質問をされて頭の整理がつかず
「わかりません」と答えていました。
でも、今回は「何も望みません」と答えていました。
追突した本人や会社の代表者の方、それから運行管理者の方もお詫びに来られましたし、免停や高額な罰金は望んでいないというのが私達の気持ちです。
ベッドで寝たまま排便ではなくなったので、病室が個室から2人部屋になりました。
本当は個室のままがいいんですけどもね。
相手の保険会社さんがね、個室はほら、お金がかかるじゃないですか。
まあ、保険会社の都合ってのか。
色々あるんですよね。そんなわけで2人部屋に変わりましてね。
それはそれでいいかなと。
はい、それでは、同室の方の紹介をしますね。
一言でいうと、外見はちびまるこちゃんのおじいちゃん「友蔵」にそっくり。
トビ職をされていたそうです。
そんな友蔵はとても話し好き。
スケさんが聞いてようが聞いていまいが、昔話が花盛り。
オレはね~あそこのあのビルも造ったし~大阪のあの有名なあのビルもさ~で、ここんとこさ~、それで、胃の調子が悪くなってさ~うんぬんかんぬん延々と。
あれ?話、終わったの?と思ったら寝落ちしてる。愉快なお方なんです。
そんな友蔵とふたり仲良く暮らしだしたわけですが、昨晩スケさんからLINEが。
「友蔵さん、今、病室でタバコ吸ってる」と。
おいこらー友蔵!
自分が何やってんのか、わかってんのかーー!
火事になったらどうする気じゃーー!
と憤慨してしまったので「今すぐいって喝いれたろか?」と返事をすると
「大丈夫」とあっさり。
いや、もちろんね。
喝ってたってさ「おいこら、友蔵、タバコすってんじゃねぇよ」なんて言いませんよ。
何気に用事があった感をかもしだして、もの静かに病室に入って
「あら?おタバコの臭いがしませんこと?」
ってエレガントに振る舞いますから。
それでもスケさんからバッサリ拒否られた。
もうよい。好きにするがよい。
そして、また相方からLINEが。
「友蔵さんがいなくなって病院の人が探してる」と。
まさかの問題児、いや問題ジジィであったか!
どこほっつき歩いてんねん。
友蔵!出て来いやーーー!
そして友蔵は、30分後、どういうわけか自宅で発見され、普通にご飯を食べていたらしい。
即刻、自主退院とみなされ、現在スケさんは2人部屋をひとりで使うという個室になりました。
おーい、ともぞぉぉぉカムバーーック!
皆さん、世の中、何が起こるかわかりませんからね。
しっかり保険には入っておきましょ。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。