アナタの職場に、嫌いな人がいますか?
上司ですか?
同僚?わたしね、ハッキリ言います。
職場に大嫌いな人がいます。
去年、異動になってやってきた人です。
モヤモヤを家に持ち帰るほどの苛立ちです。

我、人生最大級に嫌いな男
こんな気持ちで過ごすのって身体に悪いですよね。
でも、大嫌いなんです。
誰かの仕事の小さな小さなバグを見つけては、大きな大きな問題にしてしまう。
いちいち上司にいいつける。あーうざい。嫌い嫌い嫌い。
とにかくね、自分が1番正しいと思ってる。
人の話を聞こうとしない。
うるさいんです。くっちゃべってる声も。
そして話がなげーのなんのって。
全校集会の校長先生の話よりも長く、披露宴の部長の挨拶よりも面白くない。
とにかく、嫌いだっつーの。マジで。
こっちが反論するとね、まずお決まりの言葉なんだけどね。
「いやいやいや」って言ってくる。
頭ごなしの全否定からはいってくる。
全く、こっちの話を聞くつもりがない。
嫌い、嫌い、嫌い。
いっとくけど、嫌よ嫌よもいいのうち、とか。そういうのじゃないから。
誰かの言葉を借りるなら、一生治らない水虫になってしまえ!って思う。
なんなら、ついでに痔にもなってしまえ!
そんでもって、ついでに口内炎にもなってしまえ!
そうすれば、つまらい事に正義感の圧力をかけてくる暇もなくなるんじゃないか?
あれは間違ってる!これは問題だ!こうあるべきだ!と、つっつく暇もなくなる。
痒い水虫痛い痔辛い口内炎の三重奏。
かゆいの、いたいの、しみるの。
えーい。なってしまえ!そうなってしまえ!
もしも魔法が1度だけ使えるなら、あいつを比叡山の修行僧にしてしまいたい!
テクマクマヤコン、あいつが修行僧にな~れ!
極寒の中、水行をやったり、山を何日も、歩いたりすれば、悟りを開いて2度と、パワハラのような発言もしなくなるんじゃないか?
と、毎日のようにイライラ妄想していたわけですが。
嫌いな人の正体が明かされた
実は友達の「あしながおじさん」だった。
とか、感動秘話とかじゃないんだって。
アイツね、実はね。
驚かないでよ。いや、私は驚いたけどね。
この人だったらしい。
日本人なら、みんな知ってる観音様!
アイツね、観音様だったらしいのよ。溜息がでるわ、こんな話。
なに?なに?なんの話してんの?って思うよね。
これ、読んでくれたらわかるんだけど、引用させていただくね。
苦手な上司、ソリが合わない同僚、無理難題を押しつけてくる取引先……。
しかし、そんな逃げ出したくなるような相手であっても、いいところや学ぶべき点は必ずあるものです。
顔も見たくない、声も聞きたくないくらい嫌いでもかまいません。
無理に仲良くなろうとする必要もありません。
ただ、そんな相手でも、あなたが成長するために現れた天や仏の「化身」だと思い、その化身が今、目の前に立ちはだかっていると思えば、少しは前向きに付き合えるのではないでしょうか。 すべては、あなたの見方次第です。
てな、ワケなのさ。
中学の時に、あだ名が「観音様」ってやついたけど、そいつみたいに顔が似てるとかじゃなくて、観音様本人がアイツに化けてるっつーから。
クソ意地悪いアイツに化けて、わたしを試してるっつーから。
受けてたとうじゃねーか、観音様。
試されてやろうじゃねーか、観音様。
そして、今日、職場にいって観音様を観察したのさ。
まー、相も変わらず、あっちこっちで大声で指摘しまくってた。
そして上司にチクってた。
山倉さんが、こんな仕事してますよ、これおかしくないですか?ってね。
いや、これ代々こうしてきて、それを引き継いだんだからさ。
そんな事、言われてもね。
ああ、イラつく。いちいちアイツのやることなすことイラつく。
もう、誰かアイツをネズミにしてくんないかな。
おっと、忘れてた。
イラつくけど、観音様だった。いけね。
私の目の前に立ちはだかるのは観音様。
アイツの中身は観音様、アイツの中身は観音様。
アイツは観音様、観音様、観音様、ブツブツブツ・・・
観音様、観音様、観音様、ブツブツブツ・・・
つか、観音様。
そもそも、なんで私を試すわけ?