「いのちの電話」を知っていますか?
自殺を考える人たちの悩みを聞いています。

今日は「いのちの電話」について、お話します。
いのちの電話って?
いのちの電話、というのは
1971年10月日本で初めてボランティア相談員による電話相談が東京で開始されました。
1977年、当時いのちの電話は全国にわずか5つのセンターでしたが、この市民運動を全国に展開するために、その中心的役割を担う組織が必要となり、日本いのちの電話連盟が結成されました。
2016年現在、連盟加盟センターは49センターとなり、分室を含め電話相談を実施している都市は約60ヶ所、約6500名の相談員が活動しております。
*2015年相談件数 704,904件
ここでは、毎年ボランティア相談員を募集しています。
ボランティア相談員の講座を受けていました
かれこれ5~6年前になりますが、私はこのボランティア相談員になろうと、養成講座を受けていました。
ダブルワークと養成講座、そして相方との暮らし。
今思うと、とにかく何かを吸収しようと必死だったように思います。
養成講座を受けるには、面接と自分のおいたちや推薦してくれる人のお手紙が必要でした。
講座は2週に1回、仕事が終わってバタバタと向かいます。
講座は2年間。
最初の1年。
この世界では、とても有名な先生たちの講義が毎回行われます。
2年目からは実際に電話にでて相談員としての訓練を受けます。
欠席は2回まで。
受講生は30人ほどだったと思います。
最初はひとりひとりの自己紹介。
7割が女性でした。
年齢層はバラバラ。
定年を迎え、ボランティア相談員になろうと思った、という60代の女性。
現在もすでに産業カウンセラーの業務に携わっていて、もっと勉強したいという30代の女性。
以前、いのちの電話に救われて自分も相談員になろうと思って、という20代の女性。
保健師をしていて、こちらの先生たちの講義を聞きたくて、という40代の女性。
私の動機はというと、
講義の先生が身近にいる職場環境だったので、相談対応というスキルを身につけたいと思っていたのです。
そして、いよいよ始まりました。
それぞれの想いで集まった人達が、同じ目標に向かいます。
印象的だったのは、2回目にいきなり合宿があったこと。
うろ覚えなんですけど、もしかしたら3回目だったかもしれません。
まだ、顔と名前も一致しない、どんな人かもわからない中で、ひと部屋に6人ずつで合宿です。
合宿では、朝から夕方までみっちり講義が用意されていて、気疲れと慣れない講義でクタクタになりました。
私達は2週に1度しか会わなくても、年齢層がバラバラでも、少しずつ仲良くなっていきました。
講義の分野も様々で、勉強になる事ばかりでした。
そろそろ最初の1年が終わる頃、自分自身の生活がうまくいかなくなり、私は2回の講義を続けて休んでしまったのです。
そして3回目の講義の日。
残業で遅くなってしまい、とうとう参加できませんでした。
もちろん、欠席は2回までと決められていますが、あくまで原則なので、と。
主催者の方たちは、優しく誘ってくださったのですが。
プライベートがぐちゃぐちゃ状態が長く続いたので、2度と参加することはできませんでした。
なにがどう、ぐちゃぐちゃになったのかというと。
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2年前の2度目のパニック発作が狂気の沙汰だった
昨日、相方の2年ぶり3度目のパニック発作について、記事を書きました。 飛び降り自殺未遂。 いや、マジこれ、笑えません。
ブログには、2度目と3度目のパニック発作について書いていますが。
1度目がこの時期でした。
温厚で優しい相方が鬼の形相に変わり、私に怒鳴る、死にたいとわめく、叫ぶ。
その情緒不安定に振り回されていました。
もう、ボランティア相談員に相談したいのは私のほう。
相方が何を思い、何がしたいのか全く理解できませんでした。
ボランティア相談員になるには2年かかります。
実際に相談員になったとしても、続かない場合もあります。
悲痛な叫びを聞くわけですから、強靭な精神が必要です。
特に24時間運営をしているところは、夜中に対応をする相談員が必要です。
ボランティアでやっていくには、過酷なのです。
それでも、相談して良かったという声をきけば、本当に嬉しいですよね。
講義の中で、実際に相談対応をしている方のお話もたくさん聞きました。
誰かの役に立てている自分を感じるとき、生きてて良かったと思う。
そう話してくださいました。
途中でやめてしまった私が言うのも、アレなんですけど。
「いのちの電話」でボランティア相談員の養成講座を受けてみませんか?
私が受けている頃は、電話相談だけでした。
最近はメール相談もやっているようです。
私もまたいつか、再開できたらと思っています。
こちらは参考までに。
2017年3月30日のものです。
最後まで、読んでくださりありがとうございました。